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【2話】言葉は凶器 いつも取られる言葉の揚げ足

小説版

話し合い

モラハラ夫に対しての違和感は、交際を開始して、割と早い段階でやってきました。

 付き合って2回目のデートのことでした。
 そのときの食事場所で、私は初めてモラハラ夫に対して違和感を感じました。

 二人で行った食事場所は、いわゆる「メイドカフェ」でした。

 私がモラハラ夫と出会った当時は、アキバ系が大流行している時期でした。
 モラハラ夫は、ネットやパソコンに強いタイプの男性であったため、メイドカフェに行くことを提案したのは、彼からでした。
 私自身はそこまで、興味のある分野ではなかったのですが、何にせよ単純な性格のため、メイドカフェに行くことに大賛成してついて行きました。

 そのメイドカフェで、料理が運ばれてきたときに、それは起こりました。

 私たちが行ったメイドカフェでは、注文した料理に、メイドさんがケチャップで文字を書いてくれるサービスがありました。

 モラハラ夫が頼んだ料理にも、メイドさんがケチャップで文字を書いてくれることになりました。
 そこで、モラハラ夫は嬉しそうに、メイドさんに対して、「○○くんって書いてくれるかな」と発言したのでした。

 私は、その様子を見て、楽しそうだな、嬉しそうだなと感じたため、モラハラ夫に対してふと、冗談を言いたくなりました。
 私は、モラハラ夫に
 「なんか、やらしいね(笑)○○くんだって」と軽い冗談を言いました。

 この”やらしい”と言う言葉がまずかったようです。
 その場の空気が一転してしまいました。

 確かに、私の発言自体もまずかったのは否めません。

 しかしながら、その瞬間からモラハラ夫に何を言っても、無反応になってしまいました。
 食事をしながらも全くの無言、無視でした。

 食事が終わり、そのメイドカフェを出て、早足で、どんどん私をおいて歩き出しました。
 ようやく口を開いたのはそこから大分経ってからでした。

 モラハラ夫は私に対して、私が、これまで見たことのない態度や口調で「やらしいってなんなの?俺はお前にそんなこと言われる筋合いはない」と言ってきました。あんなに優しいと思っていた人が、一変しました。
 私はひたすら謝りました。謝り続けました。
 ですが、状況は好転することはなく、モラハラ夫はその後も私を無視し続け、私は、とにかく謝り続け、帰宅してからもメールで何度何度も謝りました。 

 そして、ようやく話しが出来るようになったのは、それから2日後のことでした。

 一般的にモラハラ夫は、ひどい時には1ヶ月以上などと長期間の無視が続き、妻を精神的に追い詰めていきます。
 無視という行為はいじめでもよく使われているように、人としての価値を認めず自尊心を奪い劣等感を与える行為です。
 モラハラ夫が妻を無視するのは、妻を支配するためです。

 それから、私とモラハラ夫とのこういったやり取りは、珍しいことではなくなりました。

 持って2週間。
 平均にして1週間に1回。
モラハラ夫が私の発した言葉に何か引っかかりを感じて、別の言い方をすれば、言葉の揚げ足をとってキレる、無視をする。

 これが繰り返され、私はどんどんモラハラ夫の支配下に入っていくのでした。

清武 茶々

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