浮気に対しての慰謝料請求は?法的に認められる「不貞行為」の境界線 | 離婚に強い弁護士をお探しなら弁護士法人グレイスへ【無料相談】東京・鹿児島・神戸・福岡・熊本・長崎を拠点に女性弁護士も在籍する弁護士事務所が全国対応

東京・神戸・福岡・長崎・熊本・鹿児島を拠点に全国対応

執務時間 平日9:00 - 17:30【電話受付24時間対応】

0120-100-129

メールメールでお問い合わせ

LINELINEでお問い合わせ

\初回相談60分無料/

浮気に対しての慰謝料請求は?法的に認められる「不貞行為」の境界線

投稿日:
更新日:2026/02/06
離婚・慰謝料コラム 不倫・浮気 慰謝料

 浮気が発覚したとき、多くの方が最初に直面するのが「自分は法律上、慰謝料を請求できる立場にあるのか」という問題です。
 慰謝料請求は、婚姻関係にある配偶者だけが行えるものだと思われがちですが、実際には、必ずしも「法律上の婚姻関係」に限られるわけではありません。
 重要なのは、あなたの置かれている状況が、単なる恋愛関係を超えて「法的に保護される結びつき」に該当するかどうかを正しく見極めることです。

法律上の保護対象となる「内縁関係」と「婚約状態」の定義

 『長年信頼してきた相手から裏切られたとき、強い憤りや喪失感とともに、これからの生活や手続きへの不安が押し寄せてくるのは自然なことです。
 婚姻届を提出した夫婦であっても、長期間にわたり生活を共にしてきた内縁関係であっても、不貞行為によって受ける精神的苦痛に本質的な違いはありません。
 実際のご相談では、

  • 手元にある証拠が慰謝料請求に足りるのか
  • 相手方に対して、どの程度の金額を請求できるのか
  • 裁判や交渉にどれくらいの期間や費用がかかるのか

 といった点について、不安を抱えている方が多くいらっしゃいます。
 本記事では、婚姻関係の有無にかかわらず、不貞行為に対して法的にどのような対応が可能なのかを整理し、慰謝料請求を検討する際に押さえておくべきポイントや、冷静に問題解決を図るための具体的な進め方を、わかりやすく解説します。

長期間の交際、婚姻期間と周囲の認知が請求の強力な根拠になる理由

 交際期間や婚姻期間の長さは、当事者間の関係性の深さや、精神的な結びつきの程度を判断する上で、重要な要素の一つとされています。
 特に、数年にわたって安定的に継続していた交際や婚姻関係は、一時的な感情のやり取りにとどまらない、生活関係や将来設計を伴う関係であったことを示す事情として考慮されます。
 また、職場や親族、共通の知人の間で交際や婚姻関係が知られていた場合には、当事者間だけの秘密の関係ではなく、社会的にも一定の認知を受けていた関係であることを裏付ける事情となります。
 不貞行為の相手方が、あなたの存在や関係性を認識した上で関係を継続していた場合、その点は、故意または過失の有無を判断する上で重要な事情となり得ます。
 「配偶者や交際相手の存在を知っていた」という事実は、不法行為の成立を検討する際の有力な判断材料の一つです。
 そのため、交際期間や生活状況、周囲の認知状況について、証言や客観的資料を整理し、関係性を具体的に説明できるよう準備しておくことが重要です。

言い逃れを許さない!慰謝料請求に必要な「証拠」の質と量

 慰謝料請求を検討する際、重要となるのが「証拠」の存在です。
 感情的な主張だけでは、裁判や交渉の場で相手方の責任を認めさせることはできません。客観的な資料に基づいて、不貞行為があったといえるかどうかが判断されます。
 ポイントとなるのは、どれだけ多くの証拠があるかではなく、第三者が見て不貞行為を合理的に推認できる内容かどうかです。
 不貞行為の立証において評価されやすい証拠の種類と、収集の際に注意すべき点を整理します。

肉体関係を直接的・間接的に証明する資料の具体例

 不貞行為が認められるためには、当事者間に性的関係があったと推認できる事情が必要とされます。裁判実務上、評価されやすいのは、複数の事情を総合することで肉体関係の存在が合理的に説明できる資料です。

 代表的な例としては、次のようなものが挙げられます。

  • 宿泊施設(ホテル等)を利用したことが分かる領収書や利用履歴
  • 性的関係を示唆する内容を含むメールやSNSのやり取り
  • 宿泊を伴う旅行や深夜の外泊を示す記録
  • カーナビの走行履歴やドライブレコーダーの記録
  • 音声データや写真など、関係性の親密さがうかがえる資料

 単独では決定的でない資料であっても、複数を組み合わせることで、不貞行為を推認させる証拠として評価されることがあります。

どれくらいの証拠が必要?裁判でも通用する「決定打」の条件

 証拠は、その数よりも内容の説得力が重視されます。たとえば、「二人で会っていた」「連絡を取り合っていた」という事実だけでは、不貞行為の立証としては不十分と判断されることがあります。
 裁判で問題となるのは、第三者の視点から見て、性的関係があったと合理的に判断できるかどうかです。

  • 相手方の自宅や宿泊施設への長時間の滞在
  • 深夜や早朝の継続的な密会
  • 一度きりではなく、関係が継続していたことを示す資料

 こうした事情が積み重なることで、証拠としての評価が高まります。
 一方で、十分な検討をせずに動くと、相手方に警戒され、証拠の隠匿や削除を招くおそれもあります。証拠収集の段階から、弁護士などの専門家に相談することが重要です。

社内不倫特有の証拠!メール・SNS・同僚の証言の有効活用

 職場での浮気の場合、特有の証拠収集ルートが存在します。 社内システムを利用した不適切なメッセージのやり取りは、動かぬ証拠となり得ます。
 また、同僚や部下が二人の関係を目撃している場合、その証言は大きな力をもつでしょう。
 ただし、周囲を巻き込む際は、自分の立場や職場の人間関係への配慮が欠かせません。 強引な聞き取りは避け、信頼できる人物から慎重に情報を集めてください。
 以下に、社内で収集できる情報のポイントをまとめます。

  • 業務時間外の長時間の密談記録
  • 会社行事や飲み会での過度な親密さ
  • 出張先での不自然な行動パターン
  • 共有カレンダーに記載された私的な約束

慰謝料の金額を引き上げる!精神的苦痛を正当に評価させるポイント

 浮気や不貞行為に対する慰謝料は、被害者が受けた精神的苦痛を金銭的に評価するためのものです。もっとも、実務上の慰謝料額は、事案の内容によって大きく幅があり、一般的には50万円~200万円程度に収まるケースが多いのが実情です。
 一方で、事情によっては、この水準を超える金額が認められることもあります。
 重要なのは、「相場」という言葉にとらわれるのではなく、個別の事情がどのように評価されるかを理解することです。
 単なる「相場」に甘んじることなく、増額を勝ち取るための具体的なポイントを解説します。

慰謝料額を左右する要素(交際期間、相手の悪質性、発覚後の対応)

 慰謝料の金額は、次のような事情を総合的に考慮して判断されます。

① 交際期間・婚姻期間の長さ

 交際や婚姻の期間が長いほど、当事者間に形成されていた信頼関係や生活関係の重みが考慮されます。失われた時間や将来設計の影響が大きい場合、慰謝料算定の一要素となります。

② 相手方の故意・過失の程度

 相手が、配偶者や交際相手の存在を認識しながら関係を継続していた場合、その点は悪質性を判断する事情となります。「知らなかった場合」と比べ、評価が異なる可能性があります。

③ 発覚後の対応や態度

 不貞行為が発覚した後の対応も、精神的苦痛の程度を判断する材料となります。誠実な説明や謝罪がなされているか、責任を否定する態度が続いたかといった点も考慮されます。

高額な慰謝料を請求する際に押さえるべき損害賠償の考え方

 慰謝料は、被害者が受けた精神的・生活上の不利益を填補するための制度です。そのため、精神的苦痛の程度が通常より大きいと評価される事情があれば、金額に反映される可能性があります。
 たとえば、次のような事情は、精神的負担の大きさを裏付ける資料として検討されることがあります。

  • 不貞行為の発覚後、体調不良や精神的不調により医療機関を受診した事実
  • 婚約を前提として進めていた具体的な準備が中断・解消された事情
  • 不貞相手からの接触や言動により、追加的な精神的負担を受けた状況
  • 将来設計のために投じた金銭的支出が無駄となった事情

 精神的損害は目に見えにくいため、診断書や支出資料など、客観的な資料によって説明できるかどうかが重要になります。

相手が自分の存在を知りながら接触していた場合の加算要因

 不貞行為の相手が、あなたの存在や関係性を明確に認識していたにもかかわらず関係を続けていた場合、その事情は悪質性の判断において考慮され得ます。

  • 職場などで日常的に顔を合わせていた
  • 交際や婚姻の事実を知る立場にあった

 といった場合には、精神的苦痛の内容や程度を判断する際の一事情となります。ん。

弁護士に依頼するメリットと手続きの具体的な流れ

 浮気相手に対する慰謝料請求は、法的な判断や証拠の評価が必要となるため、ご本人だけで対応しようとすると、精神的・実務的な負担が大きくなりがちです。
 特に、相手が職場関係者である場合や、感情的な対立が生じやすい状況では、冷静な交渉を維持することが難しくなるケースも少なくありません。
 弁護士に依頼することで、手続き全体を代理人として任せることができ、精神的な負担を軽減しながら、法的に整理された形で解決を目指すことが可能になります。
 ここでは、弁護士に依頼した場合の主なメリットと、解決までの一般的な流れについて説明します。

内容証明郵便による通知から示談交渉、訴訟までのステップ

 請求の初期段階では、相手方に対して請求の意思を正式に伝える必要があります。
 その際によく用いられるのが「内容証明郵便」です。
 内容証明郵便は、「いつ、誰が、どのような内容の書面を送付したか」を郵便局が証明する制度で、後日の紛争防止に役立ちます。
 弁護士に依頼した場合、弁護士名義での通知書(受任通知)を送付し、証拠に基づいた請求内容を整理して提示するのが一般的です。
 その後の流れは、概ね次のとおりです。

  • 弁護士による受任通知・請求書の送付
  • 証拠関係を踏まえた請求金額・条件の提示
  • 相手方との示談交渉
  • 合意に至った場合の示談書(合意書)の作成
  • 交渉が成立しない場合の訴訟提起の検討

 実務上は、訴訟に至る前の段階で示談が成立するケースも多く、状況に応じて、最適な解決手段が選択されます。

相手が弁護士を立ててきた!不利にならないための対抗策

 慰謝料請求を行うと、相手方が弁護士を選任し、代理人を通じて対応してくることもあります。
 相手方代理人は、証拠の評価や法的要件について指摘し、請求額の減額や請求自体の争いを行うことがあります。
 このような場合でも、こちらも弁護士を通じて対応していれば、法的な論点に基づいた冷静なやり取りが可能です。

弁護士費用の内訳と、費用倒れを防ぐための相談のタイミング

 一般的な費用の内訳としては、次のようなものがあります。

  • 着手金:交渉や手続きを開始するための費用
  • 報酬金:回収額や成果に応じて発生する費用
  • 実費:郵送費、交通費、資料取得費用など

 請求額や事案の内容によっては、費用と回収見込み額のバランスを慎重に検討する必要があります。「費用倒れ」を避けるためには、証拠の内容や相手方の支払い能力を踏まえ、早い段階で弁護士に相談し、見通しを確認することが重要です。

まとめ

 本記事では、未婚の恋人関係であっても、一定の要件を満たす場合には、浮気相手に対して慰謝料請求が認められる可能性があることを解説しました。
 交際期間が長期に及んでいることや、職場・友人関係など周囲に交際が認知されていた事実は、法的に保護される「平穏な恋愛関係」の存在を基礎づける重要な事情となります。
 もっとも高額な慰謝料が当然に認められるわけではなく、請求を成功させるためには、個別具体的な事情を丁寧に積み上げて主張・立証する必要があります。
 その際には、次の点を意識して準備を進めることが重要です。

  • 性的関係を裏付ける客観的かつ信用性の高い証拠を確保する
  • 交際期間の長さや関係の実態、相手方の悪質性を具体的事実として整理する
  • 精神的苦痛や実際に生じた不利益を、診断書や支出資料などで客観化する
  • 内容証明郵便を用いて、請求の意思と根拠を明確に伝える
  • 弁護士を代理人に立て、法的観点から冷静かつ戦略的に交渉を進める

 浮気による精神的な苦痛は、被害に遭ったご本人にとって非常に重いものであり、その評価は決して軽視されるべきではありません。
 一方で、感情だけに基づいて行動すると、かえって不利な結果を招くおそれもあります。
 法的な枠組みの中で、ご自身の受けた被害を正当に評価してもらうためには、適切な準備と専門家の助言が不可欠です。
 そのためのサポートを惜しまない専門家が、あなたのすぐそばにいます。 自分を信じ、納得のいく解決を目指して行動を開始しましょう。

お問い合わせ・無料相談のご予約はこちら

解決実績1000件以上オンライン相談可能初回60分相談無料

お電話・相談フォーム・LINEでのお問い合わせは24時間受付中!
東京・神戸・福岡・長崎・熊本・鹿児島を拠点に対応中!

平日17:30〜翌9:00及び休祝日での電話でのお問合せにつきましては、
受付内容の確認後、担当者より折り返しのご連絡をさせて頂いき予約を確定いたします。

【著者情報】


離婚や不貞慰謝料、相続など、家庭や男女問題をめぐる法律問題に対応。女性弁護士も所属し、モラハラ被害者の救済に注力。年間1000件を越える離婚や不倫慰謝料等の男女問題に関するご相談に対応。

初回無料で法律相談を受付中。お問い合わせはこちらから

お問い合わせはこちら