
モラハラ夫と弁護士 いつ相談したらいいの?

(1)いつ弁護士に相談すれば良いの?
「夫がモラハラ夫かも」、又は「自分はモラハラ被害者かも」と少しでも感じた方は早い段階で弁護士にご相談されることをお勧めします
早くから弁護士に相談することで、後の調停や裁判で有利に進める方法、準備した方が良い証拠の集め方、安全かつ迅速に別居スタートする方法などを一緒に考えることができます。何より、今まで自宅という密室の中で、一人で闘ってきたあなたにとって唯一ともいえる味方ができます。
(2)いつ弁護士に依頼すれば良いの?
遅くとも別居の直前にはご依頼されることをお勧めします。
別居を開始すれば、モラハラ夫は烈火のごとく怒り狂ってあなたを探し回り、あなたの実家や職場になりふり構わず突撃し、警察に捜索願まで出されかねません。そのような大事にならないよう、別居と同時に弁護士からモラハラ夫に書面を送り、あなたと接触しないように忠告をいたします。
(3)弁護士に依頼したら夫が余計に怒らないか不安
正直、弁護士から書面が届いた一番初めは怒るかもしれません。
しかし、モラハラ夫の多くは世間体を気にし、弁護士といった肩書を持った人間に対しては一見して誠実かつ下手に対応される方が殆どです。その上で、弁護士があなたに直接連絡を取らないよう忠告をすれば、以後、あなたに被害が及ぶことは殆どございません。
(4)弁護士はどのようなことをしてくれるの?
あなたの代わりにモラハラ夫と直接話し、離婚に向けた協議を進めます。
当事者間では難しい協議も、弁護士が間に入ればスムーズに話が進むケースも少なくありません。仮に協議で離婚が成立しなくとも、調停・訴訟において最後まであなたの代わりにあなの主張をし、あなたの権利を実現いたします。
(5)男性弁護士と女性弁護士のどちらが良いの?
当事務所の弁護士は、いずれもの弁護士もモラハラ案件の取り扱い件数が豊富ですので、男性と女性によって有利不利の差はでません。もっとも男性弁護士か女性弁護士かによって若干の特徴の差はありますのでご説明いたします。
まず、モラハラ夫は一般的に「弁護士」といった肩書に対して一応の敬意と畏怖のようなものを感じる方が多く、ファーストコンタクトでそれ程の差がでることはありません。もっとも、モラハラ夫は得てして女性全般の地位を低く考えがちですので、男性弁護士に対しては下手に、女性弁護士に対しては強気に対応してくる傾向が無いわけではありません。
だからといって、そのような対応の差が結果の有利不利に直結するわけではありません。当初は男性弁護士に対して下手だったモラハラ夫も、交渉の過程でどんどん感情的かつ強気になってくることもあります。他方で、強気に女性弁護士に対して発言していたものの、女性弁護士の巧みな交渉によってモラハラ夫をうまく立てながら、最終的にこちらの望むような結果を導きだせたという事例も多数ございます。
いずれにせよ、一番は男性弁護士にせよ、女性弁護士にせよ、皆様の苦しいお気持ちを理解し、気になっている点や不安な点をいつでも気兼ねなく相談できる弁護士に依頼することが、結局は一番皆様の望む結論に繋がるのではないかと考えております。
当事務所がモラハラに力を入れる理由

一言で申し上げると、
【モラハラ離婚の難しさ】
夫が「不倫」をしていた場合や「暴力」を振るっていた場合、離婚をすることが決して難しいことではありません。
しかし、単に「モラハラ」というだけでは簡単には離婚ができず、法律的知識はもちろんですが、それ以上に知識と経験に裏打ちされた交渉術が必要不可欠になります。いわば、「モラハラ離婚」は最も弁護士の力量によって差が生じ得る分野といえるのです。
【モラハラ被害者の苦しさ】
また、「不倫」や「暴力」は外部に露見しやすく、一般的にも「悪いこと」と認識されている為、そのような場合は周囲の理解が得られ、多くの味方が得られます。しかし、モラハラにおいては、親族や友人はもちろん、自分の親にまで「あなたが悪い」と言われ、一人も味方がいないというケースが少なくありません。
弁護士として、このような皆様を少しでも幸せにすることができればという思いで当事務所はモラハラに力を入れております。
監修者
弁護士法人グレイス家事部
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※代表電話からの法律相談の受付は行っておりません。 - 事務所サイト
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